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法令等関係 | 日本証券業協会

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(1)

特別会員の証券仲介業務に関するQ&A

1 7

(2)

Ⅰ.証券取引法等関係

1.証券取引法関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

問1 (金融機関の証券仲介業務)

問2 (金融庁への届出) 問3 (証券仲介業務の再委託)

問4 (国債や地方債、投資信託等の売買の媒介、募集・私募の取扱い) 問5 (証券総合口座の開設の勧誘)

問6 (口座開設申込書等の備置と申込書の受取り) 問7 (顧客紹介と登録金融機関の証券仲介行為)

問8 (登録証券業務に関する営業指導を行う部署に所属する役職員の外務員登録) 問9 (預金口座が残高不足の場合の当座貸越し)

問 10 (累積投資契約と預金口座からの引落としの指定)

2.金融機関の証券業務に関する内閣府令関係

( 1) 第 21 条(禁止行為)関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

問 11 (自己の職務上の地位を利用して有価証券の売買その他の取引等をする行為)

( 2) 第 27 条(業務の状況につき是正を加えることが必要な場合)関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

問 12 (証券仲介業務を実施する組織の業務を統括する役員若しくは使用人 ①) 問 13 (証券仲介業務を実施する組織の業務を統括する役員若しくは使用人 ②) 問 14 (有価証券の発行者である顧客)

問 15 (有価証券の発行者である顧客の取引先から入手した当該顧客の情報) 問 16 (融資業務に従事する役員若しくは使用人)

問 17 (非公開融資等情報の遮断 ①) 問 18 (非公開融資等情報の遮断 ②) 問 19 (非公開融資等情報の遮断 ③) 問 20 (非公開融資等情報の管理)

問 21 (債券の理論価格の算定式等の記録の整理・保存)

(3)

問 24 (委託証券会社から入手した顧客の取引情報の管理) 問 25 (証券仲介行為を行なう際の顧客に明らかにしておく事項) 問 26 (外国債券の販売の際の為替レート等の説明)

問 27 (外貨両替業務と証券仲介業務 ①) 問 28 (外貨両替業務と証券仲介業務 ②) 問 29 (債券のオファー/ビッドの説明 ①) 問 30 (債券のオファー/ビッドの説明 ②)

問 31 (顧客の取引の相手方となる委託証券会社の商号) 問 32 (委託証券会社が複数ある場合の取扱いの限定)

( 3) 第 27 条の2(証券業務以外の業務を営む場合の禁止行為)関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

問 33 (信用の供与の条件)

問 34 (株式等の買付代金の不足金額を融資することを条件とした勧誘) 問 35 (自動的な信用の供与)

問 36 (総合口座での貸越しと送金)

問 37 (証券仲介業務に従事する役員若しくは使用人)

問 38 (法令遵守のために非公開融資等情報を受領する必要がある場合) 問 39 (行員の証券仲介業務と融資業務の兼務)

問 40 (顧客の共同訪問 ①) 問 41 (顧客の共同訪問 ②) 問 42 (顧客の書面による同意)

問 43 (投資信託等の窓口販売業務に従事する役職員の証券仲介業務の兼務)

( 4) 第 46 条(業務に関する帳簿の作成等)関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

問 44 (証券総合口座開設時等における法定帳簿の作成) 問 45 (MRFの取扱いと法定帳簿の作成)

問 46 (投資信託の取扱いと法定帳簿の作成) 問 47 (法定帳簿の作成の委託)

問 48 (証券仲介補助簿の作成)

(4)

問 52 (証券仲介預り明細簿等の作成 ④) 問 53 (証券仲介預り明細簿等の作成 ⑤)

3.証券会社の行為規制等に関する内閣府令関係

( 1) 第 10 条(業務の状況につき是正が加えることが必要な場合)関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

問 54 (顧客情報の登録金融機関への提供と顧客の書面による同意)

( 2) 第 12 条(弊害防止措置)関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

問 55 (顧客の共同訪問)

4.「証券会社、投資信託委託業者及び投資法人等並びに証券投資顧問業者等の監督等に

あたっての留意事項について」(事務ガイドライン)関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

・ 5−3−8関係(3−11 関係)

問 56 (登録金融機関における売買管理義務 ①) 問 57 (登録金融機関における売買管理義務 ②) 問 58 (顧客情報の提供 ①)

問 59 (顧客情報の提供 ②)

問 60 (定期的な名寄せによる本人確認義務)

問 61 (複数の証券会社から証券仲介業務の委託を受ける場合の売買管理義務)

5.銀行法施行規則関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26

・ 第 13 条の5(金銭債権等と預金等との誤認防止措置)関係

問 62 (「特定の窓口」の掲示①)

問 63 (「特定の窓口」の掲示②)

問 64 (インターネット取引における誤認防止)

6.金融機関等による顧客等の本人確認等及び預金口座等の不正な利用の防止に関する法

律関係 ・・・・・・・・・・・・ 27 問 65 (顧客の本人確認 ①)

(5)

Ⅱ.協会規則関係

1.投資勧誘及び顧客管理関係

( 1) 「協会員の投資勧誘、顧客管理等に関する規則」(公正慣習規則第9号)関係 ・・・・・・ 29

問1 (顧客カードの作成・整備 ①)

問2 (顧客カードの作成・整備 ②)

問3 (顧客カードの作成・整備 ③)

問4 (顧客管理の基準)

問5 (信用取引の取引開始基準)

問6 (株式や投資信託等を取扱う特定の窓口)

問7 (内部者取引の未然防止)

( 2) 「広告等及び景品類の提供に関する規則」(公正慣習規則第7号)関係・・・・・・・・・ 31

問8 (証券仲介行為を行わない商品にかかる広告)

( 3)「アナリスト・レポートの取扱い等について」(理事会決議)関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32

問9 (委託会員において作成・審査が行われたアナリスト・レポート)

( 4)「有価証券の寄託の受入れ等に関する規則」(公正慣習規則第6号)関係 ・・・・・・・・・・・・ 32

問 10 (保護預り契約の締結)

問 11 (有価証券残高と金銭残高の照会先の分離)

2.エクイティ市場関係

( 1)「株券等の募集等の引受け等に係る顧客への配分について」(理事会決議)関係 ・・・・・・・ 33

問 12 (株式等の顧客への配分ルール ①) 問 13 (株式等の顧客への配分ルール ②) 問 14 (株式等の顧客への配分ルール ③)

( 2)「上場株券等の取引所有価証券市場外での売買等に関する規則」(公正慣習規則第5号)

関係 ・・・・・・・・・・・ 34

(6)

3.外務員資格・登録及び営業責任者、内部管理責任者の資格・配置等関係

( 1) 「外務員の資格、登録等に関する規則」(公正慣習規則第 15 号)関係 ・・・・・・・・・・・・ 34

問 16 (外務員資格更新研修 ①) 問 17 (外務員資格更新研修 ②)

( 2)「協会員の内部管理責任者等に関する規則」(公正慣習規則第 13 号)関係 ・・・・・・・・・・・・ 35

問 18 (内部管理責任者等の配置 ①) 問 19 (内部管理責任者等の配置 ②) 問 20 (内部管理責任者等の配置 ③) 問 21 (内部管理責任者等の配置 ④) 問 22 (営業単位)

( 3) 「証券従業員に関する規則」(公正慣習規則第8号)関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

問 23 (社員の信用取引) 問 24 (事故の連絡)

4.事故確認関係

○ 「証券事故の確認申請、審査等に関する規則」(公正慣習規則第 12 号)関係 ・・・・・・ 38

問 25 (事故確認申請)

(参考資料)銀行等の証券仲介業務における非公開融資等情報の遮断・管理について・・・ 39

○ 項目別索引 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40

(作成履歴)

(7)

Ⅰ.証券取引法等関係 1.証券取引法関係

問1 銀行等の金融機関が、証券会社又は外国証券会社から委託を受けて、株式や社債等の有

価証券の売買の媒介や募集の取扱い等の証券仲介業務を行うには、個人や一般事業会社と

同様に、証取法第 66 条の2の規定に基づく証券仲介業者としての登録が必要となるので しょうか。

(答)

① 銀行等の金融機関(以下「銀行等」といいます。)が行う証券仲介業務は、銀行等が証取

法第 65 条第2項各号において営むことができる証券業務(以下「登録証券業務」といいま

す。)として、新たに同項第3号ハ及び第4号ロとして規定されました。

② したがって、銀行等は、証取法第 65 条の2第1項の規定に基づき証券業の登録を受ける

ことにより、登録証券業務の1つとして証券仲介業務を行うことができます。なお、金融機

関が、同法第 66 条の2の規定に基づき証券仲介業者としての登録を受けることはできませ

ん。

③ すでに証券業の登録を受けて投資信託の販売等の登録証券業務を行っている金融機関(以

下「登録金融機関」といいます。)にあっては、金融庁に登録申請書記載事項の変更、業務

内容方法書の変更及び関係の社内規程の制定・変更等の届出を行うことにより、証券仲介業 務を開始することができます。

問2 登録金融機関が証券仲介業務を開始する際に、金融庁(財務局)に提出する必要がある

届出は何ですか。

(答)

① 登録金融機関は、「金融機関の証券業務に関する内閣府令」(以下「金融機関府令」といい

ます。)第 12 条第1項に基づき、次により金融庁(財務局)に届出を行わなければなりませ

ん。

イ 証券会社(外国証券会社を含みます。以下同じ。)から証券仲介業務の委託を受けるこ

ととなった場合の届出

所定の届出書に、当該委託に係る契約書の写し、「親法人等及び子法人等の状況」を記

載した書類及び「証券仲介業務を行う場合の委託証券会社(登録金融機関に証券仲介業務

(8)

第2面(2部)を添付し、2週間以内に金融庁(財務局)に届け出なければなりません。

ロ 証券業務に係る業務内容方法書その他届出が必要な社内規程の変更の届出

所定の届出書に、変更後の社内規程を添付し、遅滞なく、金融庁(財務局)に届け出な ければなりません。

② また、上記の場合について、登録金融機関(特別会員)は、定款の施行に関する規則第6

条第2項第 22 号に基づき、証券業協会に、その旨の報告を行わなければなりません。

問3 登録金融機関は、証券会社の委託を受けて行う証券仲介業務について、他の登録金融機

関又は証券仲介業者に当該証券仲介業務を再委託することは可能でしょうか。

(答)

① 登録金融機関が行う「証券仲介業務」は、証券会社の委託を受けて、当該証券会社のため

に証取法第2条第 11 項各号に掲げる行為(以下「証券仲介行為」といいます。)を行う業務

とされており、登録金融機関は、証券仲介業務を行う他の登録金融機関から委託を受けて、 当該他の登録金融機関のために証券仲介業務を行うことはできません。

② また、証券仲介業者の「証券仲介業」は、証券会社又は登録金融機関の委託を受けて、証

券仲介行為を当該証券会社又は登録金融機関のために行う営業とされており、証券仲介業者

は、証券仲介業務を行う登録金融機関から委託を受けて、当該登録金融機関が証券会社から 委託を受けた証券仲介業務を行うことはできません。

③ したがって、登録金融機関は、自らが証券会社から委託を受けた証券仲介業務を、他の登

録金融機関又は証券仲介業者に対して再委託することはできません。

問4 登録金融機関が、証券会社から委託を受けて、証取法第 65 条第2項第1号及び第2号

に掲げられた国債や地方債、投資信託等の有価証券の売買の媒介や募集・私募の取扱いを

行う場合には、これらは、同項第3号ハ又は第4号ロの証券仲介業務に該当することとな

るのでしょうか。また、証券仲介業務に該当する場合には、金融機関府令別表第 18 に掲 げられている法定帳簿を作成することになるのでしょうか。

(答)

① ご質問のケースは、登録金融機関が行なう証券仲介業務に該当するものではなく、窓口販

(9)

② したがって、登録金融機関は、これら業務を行うに当たって、証券仲介業務について作成

が義務付けられている金融機関府令別表第 18 の法定帳簿を作成する必要はありません。た

だし、窓口販売業務につき作成が義務付けられている金融機関府令別表第9の法定帳簿につ

いては、委託業務の形態により必要に応じて作成する必要があります。

問5 登録金融機関が株式等の個別商品の説明などの勧誘行為を一切行わずに、顧客に委託証

券会社への証券総合口座の開設の勧誘(MRFの勧誘)のみを行うことは証券仲介業務に

該当しますか。

(答)

顧客に委託証券会社への証券総合口座の開設の勧誘を行うに当たっては、同口座のMRFに

ついて、投資信託説明書(交付目論見書)を交付し説明をする必要があり、MRFの当該説明 書の交付、説明は投資信託の募集の取扱い(登録証券業務)に該当します。また、この場合に は、証券総合口座の開設の勧誘(MRFの勧誘)を行う者は、外務員登録を受ける必要があり ます。

問6 登録金融機関の営業所では、商品説明等を一切行わず、口座開設申込書と株式等の個別

の商品パンフレットを併せて備置するとともに申込書の受取りを行い、顧客からの商品内

容等に関する照会については委託証券会社で対応することとした場合に、当該登録金融機

関の行為は証券仲介業務に該当しますか。

(答)

登録金融機関が、口座開設申込書と株式等にかかる個別の商品パンフレットの備置とともに、

口座開設申込書の受取り(記入方法の顧客への説明や記載漏れのチェック等を行うことを含み

ます。)とを併せて行う行為は証券仲介業務に該当します。

ただし、例えば、当該登録金融機関の営業所では単に口座開設申込書の備置と申込書の受取 りのみを行い、株式等にかかる個別の商品説明や勧誘行為を一切行わない場合には、当該営業 所は証券仲介業務を行う営業所に該当せず、また、申込書の受取りのみを行う役職員等は証券 仲介業務を行うための外務員登録を受ける必要はありません。

(10)

また、登録金融機関の無人の営業所(ATMコーナー)に委託証券会社の口座開設申込書と

個別商品のパンフレットを併せて備置しても、当該営業所を証券仲介業務を行う営業所として

届出する必要はありません。

(注) 銀行は銀行業務に係るその他付随業務として、店頭での証券取引口座の開設申込書の

備置と申込書の受取りを併せて行うことや、単に個別商品パンフレットを備え置くこと

が可能です。ただし、これらを併せて行うことや、個別商品パンフレットの配付、口座 開設の勧誘を行うことは、証券業務となることに留意が必要です。

問7 当行(=登録金融機関。以下同じ。)では、証券会社に顧客を紹介し、当該証券会社に

おいて、証券取引の口座の開設手続きや株式等の勧誘、受注等を行うというビジネスモデ

ルを考えておりますが、この場合、顧客と証券会社との取引は、当行の証券仲介行為に該 当するという理解で良いでしょうか。

(答)

ご質問の顧客と証券会社との取引は、登録金融機関の証券仲介行為には該当しません。登録

金融機関が顧客と証券会社との取引を成立させるために尽力(勧誘、受注等)する行為(媒介)

が証券仲介行為となります。

登録金融機関が勧誘、受注等を一切行わずに証券会社に顧客を紹介する行為は単なる顧客紹

介業務となります。

問8 登録金融機関の本部組織において、登録証券業務(証券仲介業務を含む。)の企画及び

営業店の業務全般(登録証券業務及び融資業務を含む。)について営業指導を行う部署に

所属する役職員は、顧客への株式等の勧誘や受注等の外務行為は一切行いません。この場

合、当該部署の役職員は、顧客に対し外務行為を一切行わないことから外務員登録の必要

はないものと考えて良いでしょうか。

(答)

(11)

パンフレット等の勧誘資料を作成する者である場合には外務員登録が必要です。

(参考)平成 16 年 9 月 1 日付本協会会員通知「外務員登録の対象となる外務員の範囲につい て」参照

問9 顧客から、株式累積投資の申込みに際して、あらかじめ、引落しのための預金口座の残

高が不足している場合には、当座貸越しにより株式の買付代金を充当してもらいたい旨の

依頼があれば、当座貸越しが発生しても構いませんか。

(答)

預金口座の残高が不足した場合に当座貸越しが発生することを前提として株式累積投資契

約を締結することは、金銭の貸付を条件として取引を受託することとなり、証取法第 44 条第

3号違反となります。顧客から、あらかじめ依頼書を提出させて取引を受託することは、より 明確に貸付を約していることとなり、認められません。

問 10 株式累積投資について、顧客が直接委託証券会社との間で累積投資契約を締結し登録

金融機関が一切関与していなくても、顧客が当該登録金融機関の預金口座からの引落とし

を指定していれば、当該累積投資契約に基づく取引は当該登録金融機関の証券仲介業務に

該当しますか。

(答)

登録金融機関が勧誘行為等を一切行わず、顧客が直接委託証券会社との間で株式累積投資契

約を締結した場合には、当該株式累積投資契約に基づく取引について登録金融機関が証券仲介

行為を行っていないことから、証券仲介業務には該当しません。なお、ご質問のケースでは、 当座貸越が発生したとしても、証取法第 44 条第3号違反とはなりません。

2.金融機関の証券業務に関する内閣府令関係

( 1) 第 21 条( 禁止行為) 関係

問 11 委託証券会社への証券取引口座の開設の勧誘のみを行う登録金融機関の役員及び使用

人は、第 21 条第4号の禁止行為「自己の職務上の地位を利用して、顧客の有価証券の売

買その他の取引等に係る注文の動向その他職務上知り得た情報に基づいて、又は専ら投機

的利益の追求を目的として有価証券の売買その他の取引等をする行為(当該登録金融機関

(12)

掲げる有価証券に係る同号ロに掲げる行為を行わない場合は、同項第3号及び第4号に掲

げる有価証券に係る有価証券の売買その他の取引等をする行為を除く。)」の適用除外とな

りますか。

(答)

ご質問の委託証券会社への証券取引口座の開設の勧誘のみを行う役員及び使用人であって も、本号の適用対象となります。

( 2) 第 27 条(業務の状況につき是正を加えることが必要な場合)関係

問 12 第 27 条第4号中「証券仲介業務を実施する組織(融資業務を併せて実施する組織に限

る。)の業務を統括する役員若しくは使用人」とありますが、具体的にはどのような者を

いうのでしょうか。

(答)

例えば、当該組織を統括する役員、幹部社員、又は当該組織が支店である場合の支店長等が 該当します。

問 13 第 27 条第4号に定める「統括する役員又は使用人」には、営業店の副支店長や営業課

長、本部で営業店の業務全般についての指導を行う部署に所属する役職員は含まれます か。

(答)

営業店や本部で、特定の役職にある者が必ず「統括する役員又は使用人」に該当するとはい えません。

「統括する役員又は使用人」とは、証券仲介業務と融資業務を併せて実施する組織を統括す

る役職員を指します。「併せて実施する組織」とは、その組織の中に証券仲介業務担当部署と

融資業務担当部署の両方を含む組織単位を指します。

例えば、ある営業店で、有価証券の発行者に対する融資業務と当該有価証券(注)にかかる

証券仲介業務を行っている場合には、両業務の担当者間では非公開融資等情報の遮断が必要で

す。両業務を統括する役職にある者は「統括する役員又は使用人」として両業務に係る非公開

融資等情報を入手することが可能ですが、非公開融資等情報を利用して自ら営業行為を行った

り、融資業務にかかる非公開融資等情報を証券仲介業務担当者に提供して営業行為をさせるこ

(13)

なお、営業店に営業指導を行う部署に所属する役職員が、融資業務担当部署と証券仲介業務 担当部署の両方に対し指揮命令権を有する場合には、当該役職員は本号の「統括する役員又は 使用人」に該当します。

(注) 融資業務担当者が他の営業店等で行われている融資業務にかかる非公開融資等情報を

入手し得る場合には、他の営業店等で融資業務を通じて有価証券の発行者にかかる非公開

融資等情報を入手している場合の当該発行者が発行する有価証券も含みます。

問 14 第 27 条第4号中「有価証券の発行者である顧客」とありますが、具体的には上場会社

等の公開会社と考えても良いのでしょうか。

(答)

① 必ずしも上場会社等の公開会社には限定されません。上場しているか否か、また、市場で

売買が行われているか否かに関わらず、有価証券を発行している顧客を指します。

② 登録金融機関において、例えば、証券仲介業務で取扱う有価証券を上場会社の株式に限定

した場合には、当該登録金融機関にとって「有価証券の発行者である顧客」は上場会社とな ります。

問 15 第 27 条第4号に関して、有価証券の発行者である顧客の情報を当該顧客の取引先から

入手した場合、当該情報は非公開融資等情報として管理する必要がありますか。

(答)

取引先から入手した顧客の情報が、金融機関府令第 27 条第4号に規定する有価証券の発行

者である顧客の非公開融資等情報に該当するのであれば、当該情報を非公開融資等情報として

管理する必要があります。

問 16 第 27 条第4号中「融資業務に従事する役員若しくは使用人」とありますが、M&A等

のいわゆる投資銀行部門に従事する担当者は含まれるのでしょうか。

(答)

ご質問の投資銀行部門において融資に係る業務を行う場合には、当該融資業務に従事する担

(14)

問 17 登録金融機関の営業所では、非公開融資等情報のない外国国債等に限定して証券仲介 業務を行うこととし、株式等の取引については、

( 1) 委託証券会社のコールセンターやインターネット取引等 ( 2) 登録金融機関のコールセンターやインターネット取引等

の非対面チャネルに限って取り扱うとした場合、当該営業所においては非公開融資等情報

の遮断は必要ないと考えて良いでしょうか。

(答) ( 1) について

ご質問のケースでは、登録金融機関の営業所では、非公開融資等情報のない外国国債等に限 定した取扱いとし、株式等にかかる勧誘行為等を一切行わないことから、当該営業所において 融資業務担当者と証券仲介業務担当者との間の情報遮断の措置は必要ありません。

( 2) について

ご質問の登録金融機関の営業所では、非公開融資等情報の情報遮断の措置は必要ありません

が、登録金融機関において、株式等の取扱いを行う非対面チャネルの担当者と、取扱い有価証 券の発行者である顧客に対する融資業務担当者との間では情報遮断の措置が必要となります。

なお、有価証券の発行者である顧客の書面による同意があれば、法人関係情報を除く非公開 融資等情報について融資業務担当者と証券仲介業務担当者との間での授受が可能です。

問 18 銀行の融資先が発行する株式や事業債については証券仲介業務で取り扱わないとした

場合は、非公開融資等情報(法人関係情報を除く。)の遮断は必要ないと考えて良いでし

ょうか。

(答)

融資先(注)が発行する株式等を証券仲介業務で取り扱わない場合には非公開融資等情報の 遮断は不要ですが、銀行の内部管理として、融資先が発行する有価証券が取り扱われることの ないよう、証券仲介業務で取り扱う銘柄の管理を行う体制を整備するなど、適切な措置を講じ ておく必要があります。

(注) 審査の結果、融資が実行されなかった場合でも、審査のために入手した情報に非公

(15)

問 19 登録金融機関において、融資業務部門と証券仲介業務部門を組織的に明確に区分して

いるが、証券仲介業務担当者が融資業務のシステムにアクセス可能である場合に、当該証

券仲介業務担当者が当該システム内の情報を勧誘先の選定に利用することは可能ですか。

(答)

① 融資業務を通じて入手した有価証券の発行者にかかる非公開情報のうち、非公開融資等情

報に該当するものについては、証券仲介業務担当者との間で授受が行われないよう情報遮断

措置を取ることが必要です。

このため、当該システム内の情報に非公開融資等情報が含まれている場合に、当該情報に

証券仲介業務担当者がアクセス可能である状況は、組織が分離されていても非公開融資等情

報が遮断されていないものと考えられます。

ただし、融資先が発行する有価証券を証券仲介業務で取り扱わない場合には、当該融資先 にかかる非公開融資等情報の遮断措置は不要です。

② なお、有価証券の発行者ではない融資先について、融資情報を参照し、例えば行内格付の

低い先を証券仲介業務の勧誘先に選定して、明示的又は黙示的に信用供与を条件とした取引

の勧誘を行うことや、取引の申込みをさせることは、金融機関府令第 27 条の2第1号違反

となることに留意が必要です。

問 20 登録金融機関が証券仲介業務として、上場株式のみを取り扱う場合に、非公開融資等

情報として管理が必要なのは上場企業の非公表の融資情報のみであると考えて良いでし ょうか。また、この場合に証券仲介業務担当者が勧誘先を選定するために、株式を上場し ていない融資先の融資情報を参照することは可能ですか。

(答)

ご質問のケースで、遮断措置が必要な非公開融資等情報は、上場株式にかかる投資判断に影 響を及ぼす情報及び当該上場株式の発行者に対する融資業務に重要な影響を及ぼす投資動向 等の情報であると考えられます。

(16)

問 21 第 27 条第8号に関して、証券仲介業務を行う登録金融機関は、債券の理論価格が募集 価格より下落している場合に個人である顧客に対して説明を行うこととなると思います

が、「証券会社、投資信託委託業者及び投資法人等並びに証券投資顧問業者等の監督等に

あたっての留意事項について(事務ガイドライン)」3−4−6(3)②にあるとおり、

理論価格の算定式等の記録の整理・保存を行うこととなるのですか。

(答)

「事務ガイドライン」5−3−5の規定により、登録金融機関が委託証券会社の理論価格を 使用する場合には、理論価格の算定式等の記録の整理・保存を行う必要はありませんが、登録

金融機関が独自に理論価格の算定を行う場合には、「事務ガイドライン」3−4−6( 3) ②(注)

に基づき、当該登録金融機関が理論価格の算定式等の記録の整理・保存を行う必要があります。

( 注) 平成17年6月10日現在、金融庁「証券会社向けの総合的な監督指針(案)」がパブリ

ック・コメントに付されておりますが、監督指針の実施に伴い「事務ガイドライン」は

廃止されることから、それ以降、当該内容については監督指針で参照・確認願います(以

下同じ。)。

問 22 第 27 条第 15 号中「登録金融機関が委託証券会社から取得した顧客情報(当該委託証

券会社が当該顧客の書面による同意を得ずに提供したものに限る。)を利用して有価証券

の売買その他の取引等を勧誘している状況」とありますが、登録金融機関の証券仲介業務

に係る勧誘について規制対象とされるのでしょうか。

(答)

登録金融機関は、証券仲介業務のみならず、国債や投資信託の窓口販売業務、先物取次業務

など全ての登録証券業務について、当該顧客情報を利用して有価証券の売買その他の取引等の

勧誘を行うことはできません。

問 23 登録金融機関において株式や外国国債等の勧誘は行うが、取引の申込みは受けないと

いう場合で、登録金融機関と委託証券会社との間の証券仲介業務の報酬を、顧客が委託証

券会社と行った取引に従量的に定めようとするときには、登録金融機関は、顧客の同意を

(17)

(答)

① ご質問のケースでは、登録金融機関は、株式等の勧誘のために顧客管理(注)を行う必要

があることから、取引情報は勧誘行為にかかる法令遵守のために必要であると認められるた

め、委託証券会社は、顧客の同意を得ることなく登録金融機関に当該顧客の取引情報(顧客 情報)を提供することができ、登録金融機関は、委託証券会社から顧客の取引情報を入手す ることが可能です。

② 登録金融機関が顧客管理を行わずに、単に証券仲介業務にかかる報酬額を確認するために

委託証券会社から顧客の取引情報を入手する場合には、登録金融機関の法令遵守上必要のあ

る情報の授受とは認められないため、委託証券会社は、あらかじめ顧客から書面による同意 を得る必要があります。

③ 登録金融機関が、店頭でパンフレットを配布したり、ホームページ上に個別商品の情報を

表示するなど、顧客管理が不要な行為を行うのみで、委託証券会社から当該登録金融機関を 通じて証券取引口座を開設した顧客の取引情報の提供を受ける場合には、委託証券会社は、 あらかじめ顧客から書面による同意を得る必要があります。

(注)「顧客管理」とは、「事務ガイドライン」3−11−1に定めのある「顧客情報の管理等」

をいいます。(以下同じ。)

問 24 委託証券会社が登録金融機関を通じて証券取引口座を開設した顧客の同意を得て、当

該顧客の取引情報(顧客情報)を当該登録金融機関に提供する場合に、株式等にかかる勧

誘行為等を一切行っていない当該登録金融機関は、当該委託証券会社から入手した株式等

にかかる顧客の取引情報を非公開融資等情報として管理する必要がありますか。

(答)

登録金融機関が株式等にかかる勧誘行為等を一切行わない場合については、当該登録金融機

関による非公開融資等情報の遮断措置は不要です。

問 25 登録金融機関は、証券仲介行為を行おうとするときは、顧客に対し、その都度、第 27

条第 16 号イからハに掲げる事項を説明する必要があるのでしょうか。

(答)

(18)

るときは、第 27 条第 16 号イからハに掲げる事項を説明しておく必要があります。

② 2回目以降の取引に当たっては、上記の第 16 号イからハの事項に変更があった場合や顧

客から照会があった場合に、その都度、当該変更となった事項や照会のあった事項を説明す る必要があります。

問 26 委託証券会社において、例えば、顧客が証券仲介業務を通じて買い付けた米ドル建て

外国債券の買付代金について、顧客から円貨又は米貨のいずれの通貨でも受け入れること

としている場合、登録金融機関は、登録金融機関自身と委託証券会社双方の為替レート及

び為替手数料を顧客に明らかにする必要があるのでしょうか。

(答)

登録金融機関は、顧客が外貨建て外国証券の投資判断を行うに当たっての必要な事項として、

委託証券会社における外貨決済・円貨決済の別や、登録金融機関自身と委託証券会社双方が取 扱う外貨の種類及び為替レート等について説明する必要があります。

問 27 登録金融機関と委託証券会社との間で外貨建て証券の証券仲介業務による決済につい

ては外貨決済のみの取扱いとする旨を取り決め、顧客の購入資金が円貨である場合には、

登録金融機関が、外貨両替のうえ委託証券会社に送金するという取扱いに限定することは

可能ですか。

(答)

外貨での決済が必要な商品については、委託証券会社に開設された顧客の証券口座に外貨の

残高があれば登録金融機関から送金しなくても決済可能であり、また、顧客は証券口座に送金

した円貨を証券会社に依頼して外貨に両替することが可能であることから、顧客が当該商品を

購入する場合には必ず登録金融機関での外貨両替及び証券口座への外貨送金を行わなければ ならないという取扱いに限定することはできないと考えられます。

このため、登録金融機関では、顧客に対して円貨でも外貨でも送金できる旨を説明した上で、

顧客が外貨での送金を希望した場合に、外貨両替及び外貨送金の依頼を受けることができると

(19)

問 28 当行は、顧客が証券仲介業務を通じて米ドル建て商品を購入する場合には、当該顧客 の依頼により預金(円建て)を米ドルに転換(外貨両替)のうえ委託証券会社に送金する

こととしておりますが、当行が行うこの外貨両替業務は、証券仲介業務には該当しないと

いう整理で良いでしょうか。

(答)

登録金融機関が行う外貨両替業務は、証券仲介業務には該当しません。なお、当該米ドル建 て商品について、委託証券会社で円貨・外貨のどちらでも決済・送金を受けることができる場 合には、その旨を顧客に説明する必要があります。

問 29 当行では、証券会社2社から委託を受けて証券仲介業務を行うこととしておりますが、

同一銘柄の債券について、当該証券会社2社が当行の顧客向けとして取り扱っている場

合、1社にのみ取引口座を開設している顧客に対しても、両社のオファー/ビッドを提供

しなければならないのでしょうか。

(答)

登録金融機関は、顧客が委託証券会社に取引口座を開設しているか否かにかかわらず、同一 銘柄を扱う全ての委託証券会社のオファー/ビッドを提供する必要があります。

問 30 当行は、A証券会社及びB証券会社の2社から証券仲介業務の委託を受けていますが、

A証券会社が取り扱っている社債券の売買取引を顧客に勧誘する際に、B証券会社が当該

債券を取り扱っているか分からない場合には、B証券会社にこれを確認した上で、当該顧

客に対し、当該債券のA証券会社及びB証券会社2社のオファー/ビッドを提供しなけれ

ばならないのでしょうか。

(答)

登録金融機関は、証券会社から委託を受けている範囲で顧客に提示すれば良いことになりま

すので、あらかじめ証券会社との間で委託の範囲を明確にしておく必要があります。

ご質問のケースでは、当該社債券の売買に係る証券仲介業務について、B証券会社が当該銀

行にあらかじめ委託を行っていないかどうかが問題となります。B証券会社から委託を受けて

いない場合には、銀行は、あらためてB証券会社に確認を行う必要はありません。

(20)

顧客からの買取りにのみ応じることとしている場合に、銀行は、B証券会社から購入した顧客

による買取請求に際して、A証券会社から証券仲介業務の委託を受けていないと考えられるこ

とから、当該顧客にA証券会社のオファー/ビッドを提供する必要はありません。

問 31 第 27 条第 16 号ロに関して、登録金融機関が、証券会社1社から委託を受けて証券仲

介業務を行っている場合であっても、「顧客の取引の相手方となる委託証券会社の商号」

を明らかにする必要がありますか。

(答)

登録金融機関は、あらかじめ、顧客に当該委託証券会社の商号を明らかにしておく必要があ ります。

問 32 当行では、A証券会社及びB証券会社から証券仲介業務の委託を受けて同業務を行う

場合に、当行において、顧客管理・売買管理の徹底を図るため、A証券会社に対する証券 仲介業務を行う顧客については、B証券会社に対する証券仲介業務を行わない、例えば、

顧客がA証券会社に証券取引口座を開設すると、B証券会社には証券取引口座を開設でき

ないとする取扱いを考えておりますが、問題はないでしょうか。

(答)

① 登録金融機関は、A証券会社及びB証券会社それぞれとの契約等に基づき、委託を受けた

証券仲介業務を遂行しなければなりません。したがって、登録金融機関が任意にご質問のよ うな取扱いを行うことは認められないと考えられます。

② ただし、あらかじめ登録金融機関と各委託証券会社との間の業務委託契約等において、当

該登録金融機関を通じて口座開設や取引を行う顧客にかかる取引開始基準等を委託証券会

社ごとに明らかにすること等により委託証券会社からの受託内容を限定し、A証券会社に証

券取引口座を開設した顧客はB証券会社には証券取引口座を開設することができない取扱 いとすることは可能であると考えられます。

③ なお、上記によって、顧客が一の証券会社にのみ口座開設できるとする取扱いをする場合

(21)

( 3) 第 27 条の2(証券業務以外の業務を営む場合の禁止行為)関係

問 33 第 27 条の2第1号中「信用の供与の条件として」とありますが、融資を開始すること

だけではなく、融資を引き上げないことを条件とすることも含まれるのでしょうか。

(答)

融資を引き上げないことは信用の供与を継続するということであり、当然に、本号の「信用 の供与」に含まれます。

問 34 登録金融機関(銀行)が、例えば、顧客の預金口座の残高が、顧客の取引に係る株式

や国債、投資信託等の買付代金に満たない場合には当該不足金額に相当する金銭を融資す

るということを条件に、これら株式等の取引を勧誘することは、第 27 条の2第1号違反 となるのでしょうか。

(答)

金銭を貸し付けることを約して取引を受託したこととなり、金融機関府令第 27 条の2第1

号ではなく、証取法第 44 条第 3 号に規定する「金銭を貸し付けることを条件として、有価証 券の売買の受託等をする行為」に該当し、法律違反となります。

問 35 当行が、例えば、顧客の預金残高が顧客の株式や社債等の買付代金に不足している場

合に、顧客に確認することなく、当行の当該顧客の総合口座から当該不足金額に相当する

金銭の貸越しを行い、委託証券会社に送金することは、「事務ガイドライン」5−3−1

の( 5) の②に該当するのでしょうか。

(答)

「事務ガイドライン」5−3−1の( 5) の②に規定する「信用の供与を自動的に行うこと」 に該当することとなるので、登録金融機関は、ご質問のような、顧客の総合口座から貸越しを 行い、委託証券会社に送金する場合には、その都度、当該顧客から貸越しの確認、送金の指示 を受けて手続きを行う必要があります。

また、ご質問のケースは、本協会の「協会員の投資勧誘、顧客管理等に関する規則」(公正

慣習規則第9号)第 19 条第3項に該当し、協会規則違反となります。なお、顧客の確認につ

(22)

それがあります。

問 36 顧客自身が、当行の証券仲介業務で買付けた株式や社債等の買付代金に充てるため、

例えば、当行のATMから、総合口座で貸越しを受けて委託証券会社に送金する場合であ

っても、当行は、「事務ガイドライン」5−3−1の( 5) の②に該当するのでしょうか。

(答)

ご質問のような、顧客自身が、登録金融機関の総合口座で貸越しを受けて委託証券会社に送 金する場合には、当該登録金融機関は「事務ガイドライン」5−3−1の( 5) の②に該当しま せん。

問 37 第 27 条の2第4号中「証券仲介業務に従事する役員若しくは使用人」とありますが、

当該役員若しくは使用人には、証券仲介行為又はその勧誘を行う外務員だけではなく、コ

ンプライアンス・チェックを行う事務・管理部門や検査部門の役員若しくは使用人も含ま れるのでしょうか。

(答)

ご質問のコンプライアンス・チェックを行う事務・管理部門や検査部門が証券仲介業務を行 う部門から独立した組織である場合については、本号の「証券仲介業務に従事する役員若しく は使用人」には該当しません。なお、例えば証券仲介業務及び融資業務から独立した組織であ

る検査部門は証券仲介行為を行っていないことから、証券仲介業務と融資業務の両方の検査担

当者を兼務することも可能です。

問 38 第 27 条の2第4号ロ中「証券業務に係る法令を遵守するために、融資業務に従事する

役員若しくは使用人から情報を受領する必要があると認められる場合」とありますが、具

体的に、どのような場合があるのでしょうか。

(答)

例えば、金融機関府令第 27 条の2第2号に顧客への告知が定められている「自己に対して

(23)

問 39 第 27 条の2第4号に関連して、登録金融機関において、次のような場合には、行員に 証券仲介業務と融資業務とを兼務させることは可能でしょうか。

( 1) 行員甲に、上場会社A社の有価証券に係る証券仲介業務とA社の融資業務とを兼務させ

る場合

( 2) 行員甲に、A社の有価証券に係る証券仲介業務とA社以外の有価証券の発行者である顧

客の融資業務とを兼務させる場合

( 3) 行員乙に、A社以外の有価証券に係る証券仲介業務とA社の融資業務とを兼務させる場

( 4) 行員丙に、証券仲介業務と有価証券の発行者でない顧客Bの融資業務とを兼務させる場

(答)

( 1) について

上場会社A社を担当することとなる行員甲は、証券仲介業務や融資業務を通じて、重要事実、

法人関係情報及び非公開融資等情報(以下「非公開融資等情報等」といいます。)を取得する

可能性が高く、行員甲に、A社の有価証券に係る証券仲介業務とA社の融資業務とを兼務させ ることはできません。

( 2) について

行員甲に、A社の有価証券に係る証券仲介業務とA社以外の有価証券の発行者である顧客の

融資業務とを兼務させることはできます。この場合、行員甲とA社の融資業務を担当する行員 との間に、A社の非公開融資等情報等の授受を遮断する措置を取っておく必要があります。

( 3) について

行員乙に、A社以外の有価証券に係る証券仲介業務とA社の融資業務とを兼務させることは

できます。この場合、行員乙とA社以外の有価証券の発行者である顧客の融資業務を担当する

行員との間に、A社以外の非公開融資等情報等の授受を遮断する措置を取っておく必要があり

ます。

( 4) について

行員丙に、証券仲介業務と有価証券の発行者でない顧客Bの融資業務とを兼務させることは

できます。

(24)

(参考資料) 銀行等の証券仲介業務における非公開融資等情報の遮断・管理について

問 40 第 27 条の2第4号に関連して、証券仲介業務を担当する役職員が、融資業務を担当す

る役職員と有価証券の発行者である顧客を共同訪問することは可能でしょうか。

(答)

証券仲介業務を担当する役職員と融資業務を担当する役職員が、有価証券の発行者である顧

客を共同訪問することについては、第 27 条の2第4号に規定する有価証券の発行者である顧

客の非公開融資等情報の授受の禁止に該当する可能性があり、登録金融機関においては、顧客 から非公開融資等情報の授受に関して、例えば、事前に書面による同意を取っておくなど慎重 に対応する必要があります。

問 41 第 27 条の2第4号に関連して、当行が証券仲介業務で取扱っていない有価証券の発行

者である顧客を、証券仲介業務を担当する役職員と融資業務を担当する役職員が共同訪問

することは可能でしょうか。

(答)

ご質問のケースでは、融資業務を担当する役職員が有価証券の発行者である顧客の非公開融

資等情報を取り扱うことがないので、証券仲介業務を担当する役職員が、融資業務を担当する

役職員と当該顧客を共同訪問することは可能です。(問 14 参照)

問 42 第 27 条の2第4号イ中「事前に顧客の書面による同意」とありますが、どのタイミン

グでの何に関する同意を指すのでしょうか。また、この同意は、第 27 条第 15 号の顧客情

報(同号イ及びロに掲げるものを除く。)に関する「顧客の書面による同意」に含まれる

と考えて良いでしょうか。

(答)

① 第 27 条の2第4号イの「事前に顧客の書面による同意」は、証券仲介業務に従事する役

員若しくは使用人が、有価証券の発行者である顧客の非公開融資等情報(法人関係情報を除

く。)を融資業務に従事する役員若しくは使用人に提供しようとするときまでに、当該役員

(25)

② なお、この同意は、第 27 条の2第4号イの括弧書きの規定により、顧客との間で、第 27

条第 15 号に係る登録金融機関と委託証券会社との間の顧客情報の共有に関する「顧客の書

面による同意」がある場合には、改めて同意を得る必要はないものとされております。

問 43 第 27 条の2第4号に関連して、登録金融機関は、投資信託の窓口販売業務に従事して

いる役職員(融資業務に従事していない役職員)に、証券仲介業務を兼務させることは可 能でしょうか。

(答)

登録金融機関が、国債や投資信託の窓口販売業務に従事している役職員(融資業務に従事し ていない役職員)に、証券仲介業務を兼務させることは可能です。

( 4) 第 46 条(業務に関する帳簿の作成等)関係

問 44 ( 1) 登録金融機関は、顧客が当該登録金融機関を通じて委託先の証券会社に証券総合

口座を開設した時に法定帳簿を作成する必要がありますか。

( 2) また、登録金融機関(銀行)は、顧客から委託先の証券会社に開設した証券総合

口座への入金(振込)依頼を受けた際に法定帳簿を作成する必要がありますか。

(答) ( 1) について

証券総合口座の約款上、現金が入金された場合にMRFを買い付けることとなっているため、

委託先の証券会社への口座開設時には、登録金融機関は顧客に対しMRFの勧誘のみを行うも

のと考えられます。この際には、登録金融機関ではMRFの買付けの申込みは受け付けていな いと考えられることから、法定帳簿の作成は不要です。

( 2) について

顧客が開設した委託先の証券会社の証券総合口座への入金(振込)依頼は、銀行が顧客から の依頼に基づいて証券会社に送金の事務を行うものであり、法定帳簿の作成は不要です。同様 に、顧客による証券総合口座からの出金(銀行口座への振込)依頼は、銀行が委託先の証券会 社に対し出金(銀行口座への振込)依頼を行い、証券会社からの送金依頼に基づいて顧客の銀

行口座に送金の事務を行うもので、登録金融機関の行為はMRF解約の取扱いには当たらない

(26)

問 45 登録金融機関(銀行)が証券会社から委託を受けてMRFを取り扱う場合に必要な法 定帳簿は何ですか。

(答)

登録金融機関(銀行)は、問 44 のとおり、証券総合口座の開設時や顧客の証券総合口座から

の入出金に関してはMRFの申込み又は解約の取扱いを行わないことから、これらの場合には

法定帳簿の作成は不要です。

問 46 登録金融機関が、証券会社の委託を受けて投資信託を取り扱った場合に作成が必要な

法定帳簿は何ですか。

(答)

証券会社から委託を受けて行う投資信託の募集の取扱いは証券仲介業務ではなく、証取法第

65 条第2項第2号の業務です。このため、証券会社の委託によらない投資信託の取扱いと同

様に金融機関府令別表第9に基づく法定帳簿について、委託業務の形態により必要に応じて作

成する必要があります。ただし、顧客は直接証券会社へ投資信託の取得の申込みを行い、登録 金融機関では勧誘やパンフレットの配布のみを行うのみで取引の申込みを受け付けない場合 には法定帳簿の作成は不要です。

問 47 登録金融機関は、証券仲介業務に関し作成しなければならない法定帳簿について、委

託証券会社に作成してもらうことは可能でしょうか。また、当該法定帳簿の保存について、

登録金融機関と委託証券会社との距離が近いなど、閲覧・参照が随時可能な状態であれば、

当該委託証券会社に備えおくこととすることは可能でしょうか。

(答)

登録金融機関は、登録金融機関が証券仲介業務に関し作成しなければならない金融機関府令

別表第 18 の法定帳簿について、委託証券会社にその作成を委託することは可能ですが、法定

(27)

問48 登録金融機関は、顧客に株式や社債の取引の勧誘のみを行い、注文については、委託証

券会社に直接発注してもらうようなビジネスモデルの場合、当該登録金融機関は「証券仲

介補助簿」を作成する必要がありますか。

(答)

ご質問のケースでは、登録金融機関は、株式や社債の取引の勧誘のみを行い、顧客から個別

の株式等の取引の注文の申込みを受けないので、「証券仲介補助簿」を作成する必要はありま

せん。

問49 当行では、証券仲介業務に関し、当行と顧客との間では金銭及び有価証券の授受を行わ

ず、全て顧客と委託証券会社との間で直接授受を行うようなビジネスモデルを考えていま

すが、このような場合に、「証券仲介預り明細簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」

を作成する必要があるのでしょうか。

(答)

① 登録金融機関は、証券仲介業者と異なり、顧客から金銭・有価証券の預託を受けることが

できることとなっていることから、登録金融機関が、証券仲介業務に関し、顧客から金銭・

有価証券の預託を受けた場合には、当該顧客との債権債務の関係を明確にするため、「証券

仲介預り明細簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」の作成が義務付けられたものです。

② したがって、ご質問のような、登録金融機関と顧客との間で一切金銭及び有価証券の授受

を行わない場合には、「証券仲介預り明細簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」の作

成義務はありません。

問50 登録金融機関の証券仲介業務を通じて委託証券会社に口座を開設した顧客が、自宅に保

管している株券(いわゆる「タンス株」)を委託証券会社に預け入れる場合に、登録金融

機関を経由せず、顧客が株券を委託証券会社に直接送ることとしている場合、「証券仲介

預り明細簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」の作成の必要はないと考えてよいで しょうか。

(答)

(28)

問 51 当行では、証券仲介業務に関し、( 1) 顧客から株式等の買付代金を預かった場合には、 全て顧客の預金口座に入金、委託証券会社に送金する、又は、( 2) 顧客から株式等の買付

代金を委託証券会社の口座への銀行振込の代わり金という形で預かり(注)、委託証券会

社に送金するというビジネスモデルを考えておりますが、いずれの場合も、顧客の金銭の

入出金については、銀行業務として記録・保存され、当該顧客は、通帳等により確認でき

ますことから、「証券仲介預り明細簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」の作成等

は必要がないという考えで良いでしょうか。

(注)顧客からは振込用紙及び振込代金を預り、顧客に振込預り証(受取書)を交付する方法

(答)

ご質問の( 1) 及び( 2) のケースでは、登録金融機関において、「証券仲介預り明細簿」及び「証

券仲介業務に係る残高報告書」の作成・保存や送付等は必要ありません。

問52 登録金融機関が、その本来業務(保護預り業務)として顧客から株券を預かる場合や、

顧客、登録金融機関及び委託証券会社との間であらかじめ定められた方法により当該登録

金融機関が株券を当該委託証券会社に送るために預かる場合などは、「証券仲介預り明細

簿」及び「証券仲介業務に係る残高報告書」の作成の必要はないと考えて良いでしょうか。

(答)

① 本来業務(保護預り業務)として預かる場合には、「証券仲介預り明細簿」及び「証券

仲介業務に係る残高報告書」の作成の必要はありません。

② 顧客、登録金融機関及び委託証券会社との間であらかじめ定められた方法により当該登

録金融機関が株券を当該委託証券会社に送るために預かる場合には、送付等の事実につい

て、記録を残しておく必要があります。

問53 登録金融機関(銀行)が、顧客から証券仲介業務で株式等の取引の申込みを受け付けた

際に、取引代金を顧客から預り、別段預金に入金のうえ受渡日に委託証券会社へ一括送金

する場合は、「証券仲介預り明細簿」や「証券仲介業務に係る残高報告書」を作成する必

(29)

(答)

証券仲介業務に係る取引代金について、別段預金に入金するなど、銀行業務として管理して

いる場合には、「証券仲介預り明細簿」や「証券仲介業務に係る残高報告書」を作成する必要

はありません。

3.証券会社の行為規制等に関する内閣府令関係

( 1) 第 10 条(業務の状況につき是正が加えることが必要な場合)関係

問54 証券仲介業務に係る証券口座について、登録金融機関が証券会社の委託により投資信

託の売買の媒介や募集の取扱いをした場合、その口座の顧客情報を委託証券会社から受領

するに当たっては、顧客の書面による同意は必要ないとの理解で良いでしょうか。

(答)

① 委託証券会社は、委託した証券仲介業務に係る情報である場合や、登録金融機関の法令

遵守上必要な情報であると認められる場合を除き、顧客から書面による同意を得ることな

く、取得した顧客情報を委託先の登録金融機関に提供することはできません。

② 登録金融機関が証券会社から委託を受けて投資信託の取扱い(勧誘・申込みの受付)を

することは証券仲介業務には該当しないことから、委託元の証券会社は、登録金融機関の 法令遵守上、必要な情報であると認められる場合を除き、顧客の書面による同意なく取得 した顧客情報を登録金融機関に提供することはできません。

③ ご質問のケースが、登録金融機関において法令遵守のために必要があると認められる場

合には、委託元の証券会社は、顧客の同意を得ることなく登録金融機関に顧客情報を提供 することができますが、これ以外の場合には、委託元の証券会社は、顧客から書面による 同意を得る必要があります。

④ 登録金融機関が自ら顧客と証取法第 65 条第2項各号の有価証券にかかる取引等を行っ

ている場合で、証券会社からも有価証券に係る勧誘行為や取引の申し込みの受付を受託し

ている場合には、登録金融機関は、自ら申込みを受けた取引にかかる情報と証券会社に媒

介した取引にかかる情報を総合して顧客管理を行う必要があるほか、証券仲介業務として

委託証券会社から株式等の取引の申込みの受付を受託する場合には売買管理を行う必要 があります。

( 2) 第 12 条(弊害防止措置関係)

(30)

融機関の外務員と共同して顧客を往訪しても差し支えありませんか。

(答)

差し支えありません。ただし、委託証券会社の外務員は、所属証券会社が当該登録金融機関 とは別の法人であることを顧客に明らかにする必要があります。

4.「証券会社、投資信託委託業者及び投資法人等並びに証券投資顧問業者等の監督等にあたっ

ての留意事項について」(事務ガイドライン)関係

・5−3−8関係(3−11 関係)

問56 登録金融機関が、顧客に対し委託証券会社の証券取引口座の開設の勧誘を行った結果、

顧客が開設した口座で行われる取引について、登録金融機関で売買管理を行う必要があり

ますか。

(答)

顧客が委託証券会社に開設した証券取引口座での株式等に係る取引の申込みを登録金融機 関で受け付ける場合には、当該登録金融機関は売買管理を行う必要があります。

一方、顧客が、直接、委託証券会社のコールセンター等へ発注を行い、登録金融機関では取 引の申込みを一切受け付けない場合には、登録金融機関での売買管理は不要です。

顧客が委託証券会社への直接発注又は登録金融機関への取引の申込みを取引ごとに選択で

きる場合には、顧客と委託証券会社が直接行った個別の取引について登録金融機関が売買管理

を行う必要はありませんが、登録金融機関で取引の申込みを受けることも可能であることから

売買管理を行うための体制整備は必要となります。

なお、登録金融機関では取引の申込みを受け付けない場合であっても、顧客に対し勧誘行為 を行う場合には、対象とする顧客の属性把握などの顧客管理を行う必要があります。

(注)「売買管理」とは、「事務ガイドライン」3−11−3に定めのある顧客の不公正取引の

防止のための売買管理をいいます(以下同じ。)。

問57 登録金融機関では個別商品のパンフレットの配布やポスター掲示等のみを行うだけで、

顧客は、当該登録金融機関の証券仲介行為によらず委託証券会社と直接株式等の取引を行

(31)

(答)

ご質問のように、登録金融機関が個別商品のパンフレットの配布やポスター掲示等のみを行

うだけで、顧客からの株式等の取引の申込みの受付を一切行わない場合(注)には、売買管理 を行う必要はありません。

(注)委託証券会社から株式等の取引の申込みの受付を受託しない場合や、社内規則等により 業務として行わないこととなっている場合をいいます。登録金融機関において、株式等 の取引の申込みを受け付けることが可能であるにも関わらず売買管理体制を整備してい ない状況は内部管理体制に問題があるものと考えられます。

問58 顧客が委託証券会社に開設した証券取引口座で行う取引について、登録金融機関が売買

管理を行う義務がある場合には、顧客が証券口座で行った取引情報を入手しなければ売買

管理を行えず、登録金融機関において法令遵守を図ることができないため、顧客の同意が

なくても顧客の取引情報(顧客情報)を委託証券会社から入手することができるという理

解で良いでしょうか。

(答)

委託証券会社は、登録金融機関の法令遵守のために必要と認められる顧客情報については、

顧客の同意を得ることなく当該登録金融機関に提供ができるとされていることから、ご質問の

ケースのように、登録金融機関の売買管理に必要な場合には、委託証券会社は、顧客の取引情 報を提供でき、登録金融機関は、当該顧客の取引情報の提供を受けることができると考えられ ます。

問59 登録金融機関において顧客からの取引の申込みを一切受付けないため売買管理の義務

がない場合でも、当該登録金融機関が顧客に対し勧誘行為を行うためには顧客管理が必要

であると考えます。この場合には、顧客の書面による同意がなくても顧客の取引情報(顧 客情報)を委託証券会社から入手することができるという理解で良いでしょうか。

(答)

登録金融機関は、顧客に対し勧誘行為を行う際には、「事務ガイドライン」3−11−1(1)

(32)

の提供を受けなければ登録金融機関の法令遵守を図ることができないと認められるため、委託

証券会社は、顧客の書面による同意を得ることなく当該顧客の取引情報を提供することができ、

登録金融機関は、当該顧客の取引情報の提供を受けることができると考えられます。

問60 登録金融機関が複数の証券会社から証券仲介業務の委託を受ける場合、「事務ガイドラ

イン」5−3−8で準用する3−11の規定のうち、3−11−1(3)①の定期的な名寄せ

による本人確認は、登録金融機関が委託証券会社ごとに行っていれば足りるという理解で

良いでしょうか。

(答)

委託証券会社に開設される顧客口座にかかる本人確認義務は、当該委託証券会社にあること

から、登録金融機関が委託証券会社に開設された顧客口座について名寄せ、本人確認を行う必 要はありません。

問61 登録金融機関が複数の証券会社から証券仲介業務の委託を受ける場合、登録金融機関に

おける売買管理は、委託証券会社ごとに行えば足りるという理解で良いでしょうか。

(答)

登録金融機関は、売買審査基準に従って、委託証券会社の別に関わらず、当該登録金融機関 で取引の申込みを受け付けた全ての顧客について売買管理を行う必要があります。

5.銀行法施行規則関係

・第 13 条の 5(金銭債権等と預金等との誤認防止措置)関係

問62 「特定の窓口」の掲示として「証券仲介」という表示は必要ですか。

(答)

「証券仲介」という表示については、銀行法施行規則第 13 条の5及び保険業法施行規則第

53 条の2等、登録金融機関の本業について定める各業法において、明確に求められているも

参照

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